家じまい体験談

生涯独身の私、親の介護が一手に迫る!


実家暮らしの私は会社員として働いており独身50代女性です。80代の父親が亡くなり、その後、母親と二人暮らしを続けていました。しかし、母親が家の中で転倒し要介護認定になり、仕事、介護、お金など問題は山積みになりました。そのときの私の体験談です。


介護離職する同僚が続々、それでも仕事を辞めたくない

私は、大学を卒業してから一般企業に入社しました。当時の女性は、会社にいても結婚したら会社を辞めて家庭に入るのが一般的でしたが、私は仕事が好きで結婚はせずバリバリ働いていました。入社30年目になった今でもできるだけ働き続けたいと考えていました。最近の会社では、親の介護が必要となり仕事を辞めてしまういわゆる「介護離職」する同僚が増えていました。しかし、私は無職で収入がなくなるのは恐ろしく、今までの貯金や親の年金に頼るのも避けたいと思っていました。そのため、仕事を辞めずに介護に備えるためにはどうすれば良いのか考え始めたのです。

気になる介護サービスの利用料金

母親は公的な介護サービスを利用します。利用料金は介護保険制度を利用するため、1~3割程度の一定の自己負担額で済みました。どんな介護サービスが受けられるかは、要介護度によって決まりますが、わが家の場合は平日にデイサービスを利用する運びとなりました。このデイサービスも介護サービスの費用は1~3割程度の負担ですが、昼食代、おやつ代、レクレーション費用などは全額自己負担です。そして、平日の昼間は介護サービスをフル活用し、私は全面的に介護を背負うことはなくなり仕事を続けることができました。

ちょっとした家事は社会福祉協議会のサポートを

ただ、独身の私は頼れる身内がいないため、このような公的な介護サービスだけでは不安になりました。私自身が急用のときは、臨時で誰かに家の掃除や買い物など手伝ってもらいたいと考えたのです。そこで、地域の包括支援センターや役所の窓口に相談すると、社会福祉協議会が主催する家事援助サービスがあるということがわかりました。年間費と1時間500円~1000円程度の利用料金がかかるものの、掃除、洗濯、食事作り、電球の取り替えなどもサポートしてくれるという内容でした。さっそく、私は電話で連絡すると、担当の職員さんが自宅に来てくれました。職員さんから詳しい活動内容の聞き、その後申請手続きを行ってくれました。

他人が家に入るため大掃除

今後、掃除や洗濯を手伝ってもらうとなると自宅に他人が頻繁に入るようになります。そこで私は、母の洋服や日用品がどこにあるのかスタッフさんでもわかるように整理しました。そして、これがきっかけとなり、母が動きやすいように部屋全体を見直すことになりました。一軒家で2階建てのわが家ですが、母親は1階で過ごしていました。そのため、1階を中心に片付けを進めました。玄関から廊下にかけて、床に置いてある新聞や雑誌はすべて処分しました。ペットボトルや電気コードなど、つまずきそうな物も徹底的に減らしました。

これからの私自身の人生を考える

母親の介護をしているとはいえ、これからの私自身の生活があります。私自身が高齢期になってから、どうするのかも考えなければいけないと思うようになりました。どこかのタイミングで実家を売却してコンパクトなマンションに住み替えようかとも考えています。また、介護を通して改めて地域とのつながりを大切にしようと思いました。

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