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親が亡くなった後に必要となる「準確定申告」や「相続税の申告」。手続きには期限があり、どこに相談すべきか迷う方は少なくありません。税理士、司法書士、行政書士など、依頼できる専門家にも役割の違いがあります。準確定申告と相続税申告は似ているようで性質が異なり、正しく理解して進めることが大切です。本記事では、それぞれの手続きの特徴と依頼先の選び方をわかりやすく解説します。
相続で必要な2つの税金をまとめてみると
1. 準確定申告(亡くなった人の所得税の申告)
1月1日から死亡までの故人の所得を申告します。
- 対象:亡くなられた方がその年に得ていた収入(年金、給与、不動産所得など)。
- 期限:死亡日から4か月以内に、相続人が代理で申告。
- 提出先:亡くなられた方の住所地の税務署。
- 依頼先の目安
- 所得内容がシンプル(年金・給与のみ)なら 税務署や市の無料相談窓口 でも対応可。
- 不動産収入や事業所得がある場合は 税理士 に依頼するのが安心。
2. 相続税は、基礎控除を超えたら必要
- 対象:遺産総額が基礎控除額(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合。
- 期限:相続開始(死亡日)の翌日から10か月以内。
- 提出先:被相続人(亡くなった方)の住所地を管轄する税務署。
- 依頼先の目安
- 遺産が基礎控除内に収まるなら申告不要 → 税務署で確認すれば安心。
- 不動産・預貯金・株式などが多い場合は、相続税専門の税理士 に依頼するのがベスト。
- 財産の評価や分割で揉めそうなら、弁護士や司法書士と連携できる税理士が望ましい。
どこに頼むべきか
- 準確定申告 → 内容が単純なら自分でも可能。複雑なら税理士。
- 相続税申告 → 財産総額が基礎控除を超える可能性があれば、必ず税理士へ。
- 両方まとめて相談したい場合は、相続専門の税理士事務所がおすすめです。
(必要に応じて司法書士・弁護士と連携してくれるところが安心。)
寄稿者
松戸市でお住いのTTさんから寄稿いただきました。
母の家じまい、準確定申告で税理士さん選びに悩んだ様子を寄稿していただきました。
はじめての相続、税理士選びだけで一苦労
母が亡くなり法定相続人となった私は準確定申告や相続税の支払いなど、相続の手続きを行うことになりました。しかし、はじめての相続のため、全く知識がありません。どこから手を付ければ良いのか教えてもらうためにも税理士さんに頼もうと思いました。しかし、税理士さんには不動産を得意とする方もいれば、会社経営や企業などを専門に扱う方もいて、私は相続に強い税理士さんを探すことになったのです。
インターネットにあふれる情報
とりあえず、インターネットで「税理士 相続」と検索すると、税理士と個人をマッチングするようなサイトがありました。その他にも、大手税理士事務所のサイトから個人事務所のサイトまで、たくさんの情報があふれていました。インターネットでは情報がありすぎて、良し悪しがわかりません。クチコミや評価など比較するようなサイトもありましたが、やはり判断ができませんでした。そこで、私は知り合いに税理士さんがいないかと聞いてみることにしました。
大手税理士事務所or個人事務所?!
親戚からは大手税理士事務所Aさんを紹介されました。そして、友人からは個人事務所のBさんを紹介されました。どちらを選べば良いのか迷い悩み、AさんとBさん、どちらにも直接会って話してみてから正式に依頼するか決めようと思ったのです。
大手税理士事務所のAさん
親戚が紹介してくれた税理士のAさんは、大手税理士事務所に働く60代くらいの男性でした。親戚は私に「大手の事務所だから安心」「まわりの友人もお世話になっている」「とても良くしてくれたと聞いている」と勧めてきます。しかし、親戚自身はAさんと会ったことがありませんでした。よくよく話を聞くと、親戚が加入している保険会社に関係する税理士だったのです。そのため、私は保険会社に「税理士さんに会いたい、会ったうえで、正式な依頼をするか考えたい」と伝えました。すると、保険会社からの返答は「他の会社と比較するような忖度する選び方では会わせることはできない、契約するというなら予約を入れますが……」と言われたのです。高圧的な態度に驚き、私はガッカリしました。その時点で、私はAさんと契約することはないと感じました。
個人事務所のBさん
友人が紹介してくれた税理士のBさんは、個人事務所で働く40代くらいの男性でした。友人を通して、Aさんのときと同じように「税理士さんに会いたい、会ったうえで、正式な契約をするか考えたい」と伝えました。すると、「ご都合の良い日にお会いしましょう。すぐに、契約しなくても構いません。」と言われたのです。私はBさんと会う約束をしました。小さな事務所でしたが、清潔感があるきれいなお部屋でした。はじめて相続すること、わからないことが多いので、その都度教えて欲しいことなどを伝えると、親身になって私の話を聞き、その後、図や表にして相続税について説明してくれました。
正式な契約はBさんに
最終的に、Aさんにはお断りして、相続の手続きはBさんに正式に依頼しました。大手税理士事務所だからといって安心できるワケではありません。大手税理士事務所の場合、資料集めなどもすべて委託できる場合があり、手続きは楽かもしれません。それでも、税理士さんとの相性やその会社の方針などもこちらに影響があります。私は、相続を税理士任せにはしたくなく、残された財産について、すべて把握したいと思い、それがBさんの方針でもあったのです。また、話しやすい雰囲気、穏やかな対応などBさんの人柄も選んだ理由です。その後は、Bさんと一緒にひとつひとつ手続きを進めていきました。
運営(一社)家財整理センター
業歴20年・年中無休:クレーム
遺品整理・荷物整理・ゴミ屋敷片付け・家の片付けとメンテナンス
本社:埼玉県入間市上藤沢881-1
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